2010年09月08日



そのうさぎは さみしさに 死んだ
死してもなお 悲しまれることなく
月に帰ることも できず

そのうさぎは 闇にまぎれ
今もまだ 秋の夜
葉音のように なき続けてる

そのうさぎは さみしさに 死んだ
誰も 彼女を 悲しまない
永久に 死に続け
永久に なき続ける

あたしは 祈る
君のために 祈る

言葉に夢は見ないわ それは君に教わったこと
細い糸を 断ち切らないよう 大切にしたつもり
そう 無邪気に 切りつけて
当たり前のように 傷をえぐるのね

当然 うさぎはさみしさに 死んだ
誰も 彼女を 悲しまない
永久に 死に続け
永久に なき続ける

あたしは 祈る
君のために 祈る



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2010年09月03日

maybe sad



帰らぬ時間と 行方知れずの言葉
ぼんやり 思ってた
非現実感が 現実なんだって
いつもそうでしょ だってそれが最後の話

掟は破られ あたしは
儚く その時を 演じるの
それが後悔となること わかってて
何もいらないはずなのに だって

何もなかったし 君が欲しいものも 見つからなかったのかな
けれど わずがな微笑みの誘惑は
幻影と知っていても 歩み寄り
掴む手は 何も触れず 絶望の渦が
ぐるぐるまわる その中で
思考は止まり 途方に暮れ そっと過ぎ去るのを待つ

理解は 常に曖昧で
頷くのは 本当ではなく
ただここに いたかったからなのだと思う
あたしがじっと 立ちすくんでも
何も変わらない 何も動かない
あたしが言葉を綴っても
心は 安らぐことも揺らぐこともなく

そう きっと ここにいたら
失くしてしまったのだろう いつかは
戸惑いと 少し疲れたココロ
吹き飛ばす 風を待つ
今は じっと 待つ時間なの

乾いてしまってて 涙も出ないけど
悲しいってことなのかな たぶんね 
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2010年08月31日

summer



さよなら8月
あと何回 君に会えるのかな
太陽と追いかけっこはじめてから
もう何年 経ったのかな
眩しくて 強烈な光を
焦れながら 木陰で見つめる
そんな人生 はじまって
もう何年 君と再会したのかな

さよなら夏の日
一番好きな季節
あれから 生きてゆくということが
どんなことなのか 教えてくれた季節
熱を持って けだるい体に
優しい雨と
たくさんの 自然の表情見せてくれる
あたしは それほど長くないかもしれない
だけど 

さよなら8月
君を夢見て また
風吹く季節をやり過ごすよ

また来年
さよなら夏の日

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2010年08月26日

early autumn



ひらひらと一枚 掌に
落ちてきた 秋の音
聞こえない まだあおい音
気の早い 君のようだ

なぜ行き急ぐの 振り向きもしないで
半分見せた横顔が 最後の夏だった
また来るね そして時だけは流れ
何ひとつ 変わることなく ただここにいる
君は どこにもになくて
僕が どこにいるかを
君が 知る事は 永久にないんだ

蜩が 鳴いている
汗ばんだシャツの 裾に
少し長くなった 影がのびてきた

夢の続きだったら 言葉は音で
ひとりの ハートのつぶやきは
存在が 受け止めたことだろう

けれど 言葉は ただ空に舞い
誰よりも早く 秋を知る 僕だった

河のほとり 草の上に座る少女が
じっと 水鳥を見ていた
おもむろに 携帯のシャッターを押し
友達に 水鳥の写真を送ったらしい

僕は 少しほっとして 再び空を見た
ここに いるよ 流れて流されて
たどりついたんだ 今 僕はここに いる
君に 教えたくて

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2010年08月17日

ゆうだち

夏の落し物 見つけた
でも いらないような気がして
そのまま通りすぎた

夕立の空 日焼け防止のアームカバー
乱暴にはずして コンビニのゴミ箱へ捨てた

ほら ね

雨がやって来た
すべてずぶぬれになって 心の芯まで
だから 荷物は増やさないことにした

路上は川になり
すべて流される 運命という混沌の海へ
あたしは 望んでたの たぶん

だから
その中 ゆっくり 歩く
たどりつける ところまで

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2010年08月12日


いつまでも 足元の道は デコボコだらけで
休む場もなく 立ち止まれば倒れそうで
だから 歩くしかなくて

きっと僕だけじゃなくて 
みんなそんな道 一生歩いてくのだろう
だから 束の間思い出した 笑顔をよりどころに
また歩いてくんだ 曇り空の下

振り返ると そこには平坦な道があり
引き返したくなるけど どうしてもできなくて
時間の進行方向は 一方通行だから
穏やかな いつかの時代を
想うのは 自由だよね
せめて 優しい風が吹くまで 

彼方の空 薄い雲の向こう側
今日も 夜の合図
さよなら 今日という日
終りと始まりの境目にて

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2010年08月10日

無題 拾伍




あたしはナンシーになりたくて
シドを探しながら生きていたの。
彼女が死んだ歳を随分過ぎてしまって
もうナンシーにはなれないし
シドはただの偽悪的な子供だった。
それでもまだ退廃的なあの雰囲気と
暴力と死と隣り合わせの世界に妄想と
神格化された短い人生に憧れ続けてる。
もう間に合わないし、生きれば生きるほど遠ざかっていくのに。
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2010年08月08日

無題


そこにいるのに ここにはいないこと
どこにもいなくて からっぽならば
何も感じないで 過ごせるはずなのに

カナシイ って気持ちは
痛むハートを そのままでいなければいけないこと
理解とか 誤解とか 説明とか 喪失したナニカを
認識する手前の 疼くような予感

目の前を 時が過ぎる
定点に 立ちすくみながら

ただ手をこまねいているだけ
地球の自転に 振り回されながら

本当のことを言おうか
すべて 終わっても
世界だけは 回り続ける
そこに誰もいないのに まわり続けるんだよ

だから 始まらない物語に
夢見たままで いたいとおもう
少しだけ 臆病なハートが

呟いている

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2010年08月05日

雷光



忘れて思い出せない 言葉のかわりに
てのひらを 空にかざした
いつの間にか そのむこう側
風は止み 風景は止まって 動かなくなった

存在の疑問と 忘れかけてた感情が
自然の移ろいと
空の色 変わってゆく意味
少しだけ 何かが与えられた気もして
少しだけ 失った気がした

かなた 雷光が
一日を しめくくり
憧れていた 季節
また過ぎてゆく夏の真ん中で
もう少しだけ ここにいたい

風が 再び 雨を呼んで
何も気にしないかのように その中を
ゆっくり 歩く
ゆっくり…まるで楽しむかのように

本当は 空っぽになった 
ハートの ゆくえを
ただ 持てあましてただけだった

夏のまん中 雨の宵
失ったものを
思い出せないまま
あるく

あるく

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2010年08月03日

紅い花




季節のもたらす 小さな試練
一生 慣れることなどない
自然の悪戯 紅い花咲いて

少し戸惑い 立ち止り
おしよせる 思考の波にさらわれて
溺れないように こうして
想いの 裏側を綴る

饒舌な寡黙には とても勝てず
ぼくは今日も 少し負ける

言葉は 生まれることなく
ハートの中に 死骸になって
残って いるよ

また 時が一歩 過ぎてゆく
灼熱の 昼の名残の大気の中
何かが終わって なにかが始まり

そして なにかが…

消えてゆく 確実にね
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